昭和50年に開設した、漢方薬の専門薬局です。
昭和40年(1965年)4月の薬科大学の入学式の時に、「漢方研究部」(当時は同好会)のポスターを見た叔父(20歳からは養父になった)から、「和子は西洋医学で治らなかったのだから、漢方を勉強して自分で治したらどうだ」と言われて入部したのが、私と漢方(漢方医学)との出会いです。
その言葉通りに在学中に丈夫になった私は、それ以来ほとんど独学で漢方薬と針灸を学び、実践・経験を通じて「ハードとしての『漢方薬』について」の他、「ソフトとしての『漢方医学的な病気・症状のとらえ方』『漢方薬の使い分け方・使いこなし方』について」も身につけながら今日に至っています。
漢方薬は、飛鳥時代に「後漢の時代の中国」から仏教と共に伝わって来たものですが、『中国人向けのやり方は、体質が違う日本人にはピッタリではない』として、江戸時代に、漢方薬も針灸も、日本人向け穏やかに効く様に創意工夫して確立されたのが『漢方医学』です。
一般的に広く知られている「花岡清洲さん」も、その「日本人に合わせた漢方医学」を確立した一人で、(私は数年前にある論文を読んで知ったのですが、)『患者を治す為には、内科(漢方薬)も・外科(手術)も・鍼灸(針灸)も、更には西洋医学の知識も駆使すべし』という考え方で取り組む治療家だったそうです。
私自身は、その様な偉大な先輩(!?)の存在を名前しか知りませんでしたが、20年以上前から、「漢方薬・針灸・漢方美容術・衣食住の漢方医学的工夫・心(精神面)の漢方的治療(アドバイス・カウンセリング)」を組み合わせた『漢方総合療法』を目指して来ました。
便秘・喘息・抜け毛・ニキビ・生理痛・高血圧・不眠症など、どんな病気・症状でも、単に「漢方薬を飲めば治る」という様な単純なものではないと、私は35年間・2万人以上の人の・何百種類もの・ありとあらゆる病気や症状の相談を受けながら痛感しています。
『漢方医学的な原因』を見つけ、漢方薬・針灸・漢方美容術を組み合わせた治療を行いながら、「日々の生活の、日本に於ける身土不二の工夫」、例えば、
  • …季節に合わせた衣服・冷暖房の中での体感温度に合わせた衣服の加減
  • …漢方医学的なバランスを考えた食生活(虚実・陰陽・五行=五味・五色)
  • …冷やさない入浴法・控え目な冷暖房・冷やし過ぎない冷房・足元スースー&顔ポッポにならない暖房
  • 睡眠…漢方医学的に適切な睡眠時間と睡眠時間帯
  • …人生の悩み・自分の肉体的な悩み・うつ状態などに対する「漢方医学的に適切なとらえ方・取り組み方」
これらの全てを含めて取り組んで原因を解決しなければ、真の意味の治癒はなかなか実現しないものです。逆に言えば、これらの全てを視野に入れた漢方医学的な総合療法を行えば、真の治癒が可能になるのです。
そんな『病気・症状の原因と仕組み』&『治し方のコツ』を私もスタッフも実感し、実践して、多くの人に喜ばれています。
更に、「病気を『治す』だけでなく、良い状態を『維持』し、病気の再発と他の病気を『予防』する」という、あらゆる角度からの取り組みをするのも“古村和子流”です。
西洋医学は「日進月歩」で日々発展し、特に私たちの急激な病気やケガの痛みや苦しみを救ってくれています。私自身も「ストレス性の腸閉塞」で救急車で運ばれての入院・治療を体験していますので、そのありがたさは実感・痛感しています。それに対して漢方医学は温故知新の医学です。「人間は宇宙大自然の法則の支配下で生かされている小自然』だから、その法則に従うか否かで健康が左右される」のです。従って、「治し方も『その法則に基づいて約2000年も昔に完成』されている」のです。
ですから、「アレルギー体質」「アトピー性皮膚炎・花粉症・喘息・金属アレルギー・日光アレルギー・温度差のアレルギーなどのアレルギー性疾患」「ガン」「抗生物質が効かない肺結核や肺炎」といった『新』しい病気=現代病に対して、『温故』すると治療法が発見できるのです。
その『故』とは、上述した「江戸時代に確立されて、明治・大正・昭和・平成と伝承されてきた『漢方医学』のやり方」だけでなく、漢方(東洋医学)の基になっている『東洋哲学』(紀元前5世紀に芽生えて紀元前2世紀には医療に活用されていた『陰陽説』『五行説』)にまでさかのぼってきちんととらえる事が、絶対に必要不可決だと、「2万人以上の人の・何百種類もの病気・症状・悩み・苦しみと取り組んで治してきた経験」から実感・痛感しています。
ですから私は、下記の図の様な方法で治療作戦を立て、全方向からの治療を心がけています。



<古村和子流の漢方療法の手順です。>

漢方専門薬局 三健堂は、この様な取り組みをしている「漢方薬専門の薬局」なのです。

「尚、ご紹介している商品につきましては、「このホームページ更新の時点で最も良いと古村和子が判断したもの」です。従って、年月の流れと共に「原材料の安全性」や「製造技術の差による品質の差」などに関して疑問を持って調査したり、より良い物と出合って実際に試してみた結果、変更する事もありますので、このHPの全てのページに於いても、古い記載と新しい記載で内容が異なる時は、新しい情報の方を選択していただければ幸です。」


NO.5 「生理前の便秘は『瘀血』が原因」
漢方医学の目で診ると、『便秘の原因』はいくつもあります。
私の臨床経験では、大きく分けて「8つ」はあり、これらが重複して便秘を引き起こしている事が多いです。
中でも『女性の便秘の原因』を考える時、『生理前に便秘し、生理が始まるとお通じがつく』という状態がありますが、これの原因は『瘀血(おけつ)』と言う『古血の滞り』です。
ですから、普通の下剤(便秘薬)では解決しないのです。
では、その『瘀血が原因の便秘』を解決する方法は?
それは『駆瘀血剤(くおけつざい)』という分類の漢方薬です。
但し、『瘀血が原因の便秘』には『○○』という様な単純なものではありません。
その人の『全身の様々な症状』をチェックした上で、何種類もある『駆瘀血剤』の中から一番ピッタリの物を選ぶのです。
この『駆瘀血剤』を選ぶ重要なポイントは2点。
@陰陽(いんよう)=腸が「冷えているか」・「熱をもっているか」
A虚実(きょじつ)=腸の力が「強いか」・「弱いか」
この2点を組み合わせてとらえて処方を決めます。
ですから、きちんと漢方医学の基礎理論の知識を持っている医師や薬剤師に選んでもらう事が重要です。きちんと勉強をしていない医師や薬剤師の中には、ビックリする様な間違った処方を選ぶ人がいます。
まして素人がインターネットで調べたって、奥深い漢方薬の世界を知る事は無理だと思います。
偉そうな事を言う様ですが、漢方医学(東洋医学)を学んで50年・臨床経験45年の私の実感ですので、予備知識として知っておいた方がお得です。


NO.4 「便秘と下痢を繰り返す」について
テレビで、「便秘と下痢を繰り返す」についてやっていました。
以前からこの症状は『S字状結腸ガン』だったと言う人が多く、私達の認識に定着していました。が、近年、『過敏性腸症候群』という病名で「便秘と下痢を繰り返す」について解説する番組が増え、大腸の動きをカメラでとらえた映像を映し出したりしていました。
この番組では、「ストレス」と「セロトニンの脳内の分泌の増加」と「大腸の過敏な反応」の因果関係を解説し、この『セロトニンが腸内で反応するのを邪魔する(?)特効薬』の存在と、この薬でも治らない「便秘と下痢を繰り返す」があり、これは大腸の形が変形していて、ねじれたり・細くなったりしている為に発生している『形状変形型』だという内容でした。
私自身、「レントゲンで大腸の変形が発見された体験」をしています。長年の強烈なストレスで「下痢体質(?)」になっていて、漢方医療の立場から『単なるストレス性の下痢』と思っていました。
「ストレス」と言うと、よく人からは「その人の体験の範囲のもの」を想像され、お医者さんからも「ストレスを溜めない様に」などと言われてしまいますが、誰もが溜めたくて溜めているものではないのに我慢しながら積み重なってしまい、それが限界を超えて発病するのです。
私のストレスはそんな程度のものではありませんでした。(ストレスの内容の詳細は省略しますが、)下痢は重症になり、57歳の時に「1日に30回を越える下痢」になり、救急車で運ばれ、『腸閉塞』と診断されました。
でもこの時点では通常の「小腸の腸閉塞」と思われていたのですが、3回目の入院の時に大腸を検査すると『大腸の病気と大腸の変形』が発見されました。
私の病気は「便秘と下痢を繰り返す」ではありませんが、テレビに登場した女性の言葉の様に「まさか自分の大腸が変形しているなんて思わなかった」には同感なので、症状がある人は先ずは検査をしてもらうと良いと思います。
でも、変形でない場合は、漢方薬には「便秘と下痢を繰り返す」という症状にとても良いものがあります。今までに随分多くの「便秘と下痢を繰り返す」という人が「毎日良いお通じが出る様になった」と喜んでおられますので、漢方療法に良い方法があると知って下さい。
勿論、漢方薬を飲むだけでは上手く改善出来ません。「衣食住の漢方医学的工夫」や「冷え・コリの改善」や「心に響くカウンセリング・アドバイス」などとトータルに取り組む事が必要です。
お困りの方は、お問い合わせ下さい。色々お教えしますよ。
NO.3 「高血圧」(その1)
高血圧、特に「短気な男性の高血圧」は「何年も『降圧剤』を服用していてもなかなか下がらない」という人が多いですね。
昔から「腹が立つと血圧が上がる」と言いますが、漢方医学の理論で見ると、「短気な男性の高血圧」は、単に『降圧剤』を服用しているだけでは上手くいかないはずなのです。
何故なら、漢方医学の基礎理論の五行説(ごぎょうせつ)では、「イライラ=怒は木のグループ」「血圧・血管は火のグループ」で、この「木のグループ」と「火のグループ」の間には『相生関係』(そうぜいかんけい)(=『母子関係』とも言う)という関連性があるのです。
これは、「木のグループ」がお母さんで「火のグループ」が子供。『お母さんが病気だと子供は守ってもらえない』という関係ですから、単に「火のグループの血管・血圧」の問題だけを対象に治療するのではなく、『木のグループの怒り・イライラという不調のトバッチリで血圧に異常が出ている』と考えますから、両方を視野に入れた対策が必要不可欠なのです。
従って、『怒りの感情をうまくコントロール出来る身体に改善していく漢方薬』(「木のグループ」向け)と『血圧が高い人に経験的に良いと言われている数種類の漢方薬の中から、今の・その人の、心身の状態をきちんと見極めて選択した漢方薬』(「火のグループ」向け)を飲まないと、上手く改善されないのです。
漢方総合療法を行っていると、長年「降圧剤」を飲んでいて、「今後もずーっと飲まなければならない」とか「飲んでいても血圧が上がってしまい、何種類もの薬を飲む様になっていて困る」とか「降圧剤の副作用で困っている」などという人が相談にみえます。
上記の様なとらえ方・取り組み方をする漢方薬が、とても安心・安全で期待できると喜ばれていますから、高血圧の人・長年降圧剤を服用している人は、一度、漢方薬をお試しになってはいかがですか?

NO.2 「漢方薬は、隋証療法を!」
漢方薬は、隋証療法(ずいしょうりょうほう)と言って、その時々の症状の変化に合わせて処方を選ぶものです。
その為に三健堂では、その都度症状をお伺いして、『同じ処方が良いのか』『別の処方に変更した方が良いのか』を判断しております。
漢方薬が健康保険で飲める様になってから随分年月が経ち、パッケージ物の漢方薬がドラッグストアで販売されたりしていますが、この『隋証療法』をきちんとしないまま・出来ないままに漢方薬を飲むのは、漢方薬の実力を十分に享受出来ないので、とても残念な事です。
又、近年は、漢方薬を西洋薬の代用(?)の様に使用するお医者様や薬剤師が増えていますし、一般の人や医療関係の人が、インターネットを通じて漢方薬を病名や症状で検索する事もふえています。が、これも色々問題があると思います。
より早く良い方向に改善していただく為に、三健堂では、どんな小さな事でもご遠慮なくお申し出いただき、変化に応じた『隋証療法』をきちんと実行したいと思っています。
尚、私達の身体は、「お薬などを飲んでいれば良い」というものではなく、古村和子が到達した『日常生活の6大要素(衣・食・住・睡眠・労働・心)』の漢方医学的・東洋医学的な適・否が大きく影響しますので、三健堂ではこれらをきめ細かくアドバイスさせていただいております。
NO.1 「再スタートしました。」
このページには、具体的な症例などの情報を載せてきましたが、これからは別の角度からの様々な情報をお伝えします。
今年の日本東洋医学会の学術大会では、「漢方薬と針灸(鍼灸)の併用が良い」という発表があったと、業界紙が伝えています。
三健堂は、「漢方専門薬局」として昭和50年(1975年)7月10日に開設しましたが、その1ヶ月前の6月10日に開業した「針灸治療室」と併設の形で、最初から「漢方薬と針灸を併用する形の漢方医療」を行ってきました。現在までの36年間、漢方相談を受けて「漢方薬と針灸を組み合わせた漢方医療」を行ってきた私の経験は、実に沢山の事を身につけさせてくれました。
漢方医学(東洋医学)と出合って46年。最初に学んだ基礎理論は現在の(現代人の)身体や心のコンディションや病気・症状の原因究明にもそのまま役立っていますし、症状の改善に使う漢方薬は数百年前の書物に書いてある使い方に基づいて服用してもらうと、得られる結果は同じです。
が、その間の西洋医学は日進月歩ですから46年前に学んだ私の薬学生時代の知識は古くて使えないものが多い上、医薬品の種類も多くなり、医薬品名も作用機序も昔とはずい分違うので、驚いています。
現在の私が強くお伝えしたいのは、@動物である人間(ヒト科のヒト)である私達の身体も心も、時代が変わっても不変である事から、漢方薬を用いる判断基準も不変だという事。A但し、身体と心は不変であっても、人間を取り巻く環境(衣・食・住・睡眠時間帯など)は、特にここ数十年はそれ以前とは全く違う為に、出現する病気や症状にも現代の文明の便利さが反映されていて、それ故に治し方も昔のままでは不十分という事も沢山あるという事。B薬事法という法律も、年々様々な規制の変化(緩和されたもの・強化されたもの)が多く、それによりお医者様とは全く違う規制の範囲内でしか行えない薬局での漢方医療は年々変化している事。Cインターネットやテレビ・ラジオ・週刊誌・健康雑誌などによって健康情報の氾濫によって沢山の情報が手に入る時代ではあるが、漢方医学=東洋医学の理論で見ると間違ったり・逆療法であるものも多く、一人ひとりの人が本当に正しい知識を持って情報を取り入れないと、上手くいかずに損をしてしまう事。D私達の心身の健康は、「薬を飲んでいれば良い…」というものではなく、私が結論付けた『日常生活の6大要素=衣・食・住・睡眠・労働・心の状態』が、漢方医学=東洋医学の目で見た「適」「不適」の判断に基づいた工夫も併せて総合的に行わなければ、上手く改善されない事が多いので、このページでは今後、皆様の心身の健康づくりと、現在お困りの病気や症状の改善にお役に立つと思われる情報をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!