漢方医療を行う時、漢方薬と共に針灸の知識・知恵が絶対不可欠であり、針灸を行う人は漢方薬をはじめとする漢方のとらえ方が必要不可欠です。つまり漢方薬と針灸の両方揃わないと、本物の漢方療法は行えないという事を、日々強く強く実感しています。

針灸治療室 三健堂(さんけんどう)
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私の針灸の取り組み方について
今日の日本で行われている漢方療法(漢方薬・按摩・針灸)は古代中国に於いて誕生しました。
中国大陸は揚子江(現在は長江と称される)と黄河の2つの大河によって、北・中・南の3つの地域に分かれていて、その各々の気候に応じた治療法が発達したのです。
  1. 漢方薬…南の地方は高温多湿で、植物がよく繁茂した為に、漢方薬による治療法が行われました。
  2. 按摩(あんま)…2つの大河にはさまれた地方は、南の地方の様に植物が育成しませんので、裸になって肌をさすって治す按摩が行われました。
  3. (本来の按摩は、現在の日本の様に“もむ”のではなく、『按』『摩』です。)
  4. 針灸…北の地方はとても寒くて裸になれない為に、肘から先と膝から先だけを出して、先の尖った物で刺激をする治療法が行われ、それが今日の針灸にまで発展したのです。
こうして今日の日本で行われている漢方療法(東洋医学)が紀元前の中国で誕生したと、私は昭和40年に先輩達から教わりました。 この他、食養(しょくよう=食事療法)・呼吸法・運動・姿勢・心の面など、全てに渡る漢方的な方法が確立され、これらをトータルに行うのが本来のやり方です。

『漢方』とは
  1. 狭義(狭い意味)では「漢方薬」による治療法をさす。
  2. 広義(広い意味)では、漢方薬・按摩・針灸・食養・呼吸法・運動・姿勢・心の面など、あらゆる漢方的取り組みの総合的な治療法をさす。
という事も教えられましたので、私は今日まで"2"の『広義の漢方』をめざして研賛して来ました。

昨年(2001年)12月に、「針の品質」についてのあるトラブルを体験し、その時、『現在の日本の針灸治療の実態』が、『私の学んだ昭和42年〜45年頃に目標として示されていた針灸治療』とは全く異なる事を知り、ショックを受け、「古代中国から伝わる本来の針灸治療が根絶してしまうのではないか」との不安を感じ、「今、本来の針灸治療をしっかり広めないと、取り返しのつかない事になる」との危機感を感じ、この1年準備をして来ました。
  1. 2002年5月…「右脳漢方勉強塾」スタート
    医療関係者だけでなく、一般の人にも漢方の素晴らしさを知ってもらい、健康づくりと幸福づくりと人生目標実現の為に漢方の考え方と取り組み方を有効利用・活用していただこうと思い、総論(必須科目)と各論(オプション科目)9つの計10科目でスタートしました。
    これは各科目共、私の講義テープ(1時間)による在宅学習になっており、5年間続けようと思っています。
    漢方と出合って38年、プロになって34年の経験の中から、エッセンスとポイントと活用のコツをお伝えするものです。
    科目により、1年で終了するもの(12時間分)から5年間(60時間分)学んでようやく全容がつかめて助ェに活用出来る様になるものまであります。
    各論の中に「針灸」の科目がありますが、総論と他の各論にも全て「ツボ・経絡(けいらく)で見ると」や「針灸での治し方」を取り上げています。『古村和子流漢方』は“広義の漢方”を実現する『漢方総合療法』だからです。
    この右脳漢方塾は、古代中国の人が実際に右脳で感覚的にとらえた様に、私も右脳でとらえ、左脳で理論的に整理してお伝えしますので、わかり易い漢方・身近な漢方・活用出来る漢方になっています。
    日本国内だけでなく、現在はブラジル・シンガポール在住の方も受講されています。

  2. 2003年5月…「医道の日本」誌への投稿スタート
    針灸学校の学生や針灸師(開業している人・勤務している人)を対象に、私が必死に取り組んで来た(見習いの時も含めて)35年間の針灸治療から体得したものを、論文形式でご紹介しています。
    漢方の基礎理論を用いての解説・経絡を流注を用いての解説・治療法及び沢山の具体的な症例をわかり易くお伝えしています。
    私が味わっている針灸の奥深さや速効性や素晴らしさや感動をご紹介し、皆様に追体験していただき、喜びや感動を共有して針灸師である事の幸福感・達成感を味わってもらおうと書き始めました。
    一人でも多くの人が針灸治療の知恵と技術を拡大(?)すれば、その分「一人でも多く、悩み苦しんでいる人を漢方で助けたい」という私の願いがかないますから。

  3. 2003年3月…『ネットワーク臨床針灸塾』スタート
    主として「針灸の技術」と「針灸治療法」につき、私が昭和42年から身につけて来たものをビデオテープに収録してご紹介する在宅学習です。
    漢方のとらえ方や考え方・漢方薬による治療・針灸による治療は、一朝一夕に学べるものではなく、まして「プロとして効き目を出す」という事は大変な時間と労力と経験を要します。
    又、「1対大勢」で効率良く伝授出来るものではなく、「1対1で根気よく・きめ細かく伝承していかなければならない伝統芸」の様な世界です。
    そこで文明社会に生きている利点を最大限活用して「ビデオテープによる在宅学習」にしたのです。
    これなら、日本全国津々浦々、更には世界中の「針灸治療を身につけたい方」に伝授出来ますから。
    尚、ビデオ収録時(毎月1・3・5・7・9・11月の第2日曜日)には、限定10名の参加者を募集しています。
    実技(特に灸頭針)の時に出る“煙”を排出出来る換気扇の設備がある会場が(針灸学校も含めて)探せませんでしたので、私の所の針灸治療室で行う事になった為、10名しか参加出来ませんが、私が直接手とり足とり(?)指導しますので、ご希望の方はお垂オ込み下さい。

  4. 現在作成中…『ファーストチョイスカード(針灸編)』
    「ファーストチョイスカード」とは、『まず最初(ファースト)に選択(チョイス)する治療法を書いたカード』という意味です。
    病名・症状別に、「私が今まで行って来てうまくいった方法をカードにした物」で、「ネットワーク臨床漢方塾」(薬局・薬店の経営者及び勤務している人を対象とした勉強塾。)に於いて使用している「245の病名・症状を170枚のカードにしたファーストチョイスカード」の“針灸編”とし、「誰が行っても7〜8割は効果を再現出来る」事を目指して工夫して作るカードです。
    ネットワーク臨床針灸塾の塾生用に少しづつ作っています。
    楽しみにお待ち下さい(ませ!)

  5. 2003年4月…ホームページに「針灸・鍼灸」のページオープン
    全ての人に、一刻も早く・1つでも多く、『鍼灸についての、正しい知識と活用法』を知っていただきたく、このページを作りました。
    「超々々多忙の私」が原稿を書き、校正をしますので”4”のファーストチョイスカード(針灸編)とこのページの作成は、『少しづつ』となりますが、ご理解と応援を宜しくお願いします。
「尚、ご紹介している商品につきましては、「このホームページ更新の時点で最も良いと古村和子が判断したもの」です。従って、年月の流れと共に「原材料の安全性」や「製造技術の差による品質の差」などに関して疑問を持って調査したり、より良い物と出合って実際に試してみた結果、変更する事もありますので、このHPの全てのページに於いても、古い記載と新しい記載で内容が異なる時は、新しい情報の方を選択していただければ幸です。」



<8>昔のお灸(その1)
私は歴史に詳しくないのですが、お灸は昔からあったんですよね。
時代劇に出てくるお灸は、「大きいもぐさを背中に乗せて火をつけているもの」ですよね。すごーく大きいのですが、それを見て私は勝手に「これは、役者さんが台詞を言っている間に『アッチィッチー』とならない様にしているんだ」「お灸の火が燃えている間に台詞を全部言う為に大きいのだ」と、一般の人がドラマや映画を見るのとは別の角度からそのシーンを見ています。
でもこれは、江戸時代だけのお灸ではなく、私が開業した昭和50年(1975年)頃にも、『大きいお灸のやけどの跡』がある患者さんがいて、聞いてみると「弘法さんのお灸」「お藤さんの灸」などの名前のお灸をした名残りと知り、ビックリしました。
詳しくは(その2)にて・・・


 <7> 「不妊症」と針灸治療について(その1)
近年、『不妊症』についてのテレビ番組が増えています。
「女性の晩婚化」「卵子の老化」「若年閉経」などの言葉や情報が非常に多く、体外受精をする人も増えています。
西洋医学の生殖医学は、近年、ビックリするほど沢山の方法が工夫され、一昔前ならあきらめていた様な不妊症の人に、「我が子を抱く喜び」を味わってもらっています。
が、反面、「不妊治療をいつやめたらいいか、決断出来ない悩み」や、「まだ若いけれど、卵巣が老化していて妊娠は見込めません」と治療を断わられたり・・・という辛い思いをしている女性も増えています。
漢方医学では、不妊症や不育症の原因は『瘀血』(おけつ=古血の滞り)と言われていますが、基礎理論にさかのぼってとらえると、それに加えて『腎虚』(じんきょ=五行説の水のグループ<泌尿器・生殖器・脳などが所属するグループ>の機能低下)というとらえ方をします。(「腎虚」についてはこのホームページの『腎虚』のページをご覧下さい)
『瘀血』の状態を改善するのは「漢方薬」の役目ですので、三健堂の「漢方専門薬局」の方で最適な漢方薬を選択してお勧めしていますが、『腎虚』に関しては、胃腸が丈夫な人限定の漢方薬か、胃腸が弱くても大丈夫なものをお飲みいただくと同時に、『針灸治療』(全身治療)も併用しています。
『針灸治療』は非常に有効な方法ですので、三健堂の針灸治療室に通われている方にはとても喜ばれていますが、不妊症で針灸治療を併用している方には「全身の不調や精神面のマイナスも軽くなる」と、ご好評をいただいております。
又、ご自分で出来る針灸の道具もお分けして、やり方やコツを伝授しています。
不妊症の治療は長期戦ですので、出来るだけご自分で出来るものを取り入れてもらい、経済的に工夫する様にしています。
『基礎体温表』の「正しいつけ方」と「解読法」もお教えし、経過を一緒に見るやり方も喜ばれています。



<6>「膝の痛み @スポーツウーマンの膝痛」
50代女性。とても明るくさわやかなスポーツウーマンで、スポーツ中に何となく膝が痛くなった。いつも電気を当てたりするとすぐ治るのに今回はなかなかよくならない。針灸初めてだけどやってみようかナ。お医者様には「2ヶ月」と言われたが早く治して試合に出たい。と、ご来店になりました。
古村先生が膝の治療をする時は必ず「腰が原因よ」と言って、腰(や場合によってはお尻)も針灸をしまず。
スポーツは、痛みがあるうちはなるべく控えてもらいます。(「身体=膝が39度の熱出して寝込んでいるのと同じ。みなさん39度の熱があるときは運動して治そうとはしないよね。」と言います。)
古村先生のいつもの治療法で針灸をしました。
案の定先生の言うとおり、痛みがある側の腰がとてもこっていました。
(担当:古村江理)


<5>ステロイド剤の被害者は、「灸頭針であたたまると調子が良い」と言います。
三健堂に、「ステロイド剤のリバウンドで苦しんでいる母子」が通ってきています。子供が小さい頃から何年もステロイド剤をつけてあげていたお母さんまでもが、手の甲から腕・身体にまでリバウンドが出ています。いったん良くなったのですが、ここへきて再びひどく出てきたのです。そのお母さんがこう言うのです。「自分の肌を見ても・子供の肌を見ても、『針灸が一番いい』みたい。振り返ってみてそう思います。お灸であたたまると調子がいいんです。」と。
「ステロイド剤のリバウンドや副作用に、何故針灸なの?」と疑問に思われる人がほとんどですが、これに対しては漢方理論=東洋医学理論がきちんとあるのです。
私はこう考えています。2種類あります。
@「身体が冷える」→「冷えに弱い腎のグループの機能低下である“腎虚”になる」→「腰に灸頭針を沢山して腰をあたためる」→「腰の中の腎臓・副腎もあたたまる」→「冷えに弱い腎臓・副腎が元気を回復する」→「その分、副腎皮質ホルモンの自力製造分泌能力が高まる」→「お肌の調子が上向く」→「調子が良いと実感する」
A「身体が冷える」→「血管が収縮する」→「血行が悪くなり、血流量が減る」→「皮膚に届く血液の量が減る」→「漢方理論の『皮膚は血が養う』という事から、皮膚への血液が減った分、皮膚が栄養不足になり、皮膚のコンディションが悪くなる」→「皮膚トラブルが回復しないか悪化する」→「腰に灸頭針を沢山して腰をあたためる」→「全身があたたまる」→「血管が拡張する」→「血流量が増える」→「皮膚への血液が増えた分、皮膚に栄養が補給され、皮膚のコンディションが良くなる」→「調子が良いと実感する」
この@Aの仕組みで、「お灸(特に灸頭針)で十分にあたためる事」が喜ばれる理由だと思います。
(この理論については、それぞれ関係するページ=「腎虚」「脱ステロイド」「知らなきゃ損」にも詳しく解説文を載せますので、併せてご覧下さい。)



 <4> 「針灸治療は、“治す”のか・“ビジネス”なのか」
先日ある人から、「フランチャイズでやっている針灸は、鍼灸師にある程度の事しか教えないで、誰でも簡単に出来る様にしている。低価格なので、多くのお客さんが来て、儲かっているそうですが、先生はそれをどう思いますか?」と聞かれました。
私は今まで、「どの様にしたら、痛くなく・熱くなく・跡がつかない治療で、出来るだけ早く治っていただく・出来るだけ安く治っていただく・出来るだけ苦痛無く治っていただく」をモットーに、ひたすら精進して、「結果重視」で頑張って来ましたから、ビジネス的には「労多くして益少ない」という「ビジネスは下手なやり方」になっていました。
この質問を受けた後、何人かの鍼灸師を思い出しました。
@ある「毛髪トラブル専門の会社」で針灸を担当していた人が、ご主人から『髪の毛の悩みを解決する事しか出来ない鍼灸師ではなく、色々な病気を治せる鍼灸師になったら?』と言われたと、私の所のスタッフになり、やがて三健堂全体の主任になった人。
A整形外科で針灸を担当している男性。「1人20分」でやらなければならず、自分としては「もうチョッと工夫したい」と思っていると「時間だよ。言われた事だけを時間内にやらなきゃダメだよ」と言われ、『もっときちんとした針灸治療をやって、きちんと治してあげられる鍼灸師になりたい』と応募してきた事。
10年前程からスポーツトレーナーになりたいという鍼灸師が増えている様で、それはそれで良いと思いますが、やはり、多くの患者さんが『西洋医学の治療を受けたり、マッサージなどを受けていたけどなかなか病気が治らなくて…』と来院される人がほとんどですので、(昔から言われる)『安かろう・悪かろう』のやり方でいいのかしら?…と思うのです。
この「フランチャイズ」の話を一緒に聞いていたうちのスタッフの鍼灸師に、「ある程度の事しか教わらず、低レベルの治療しかやらせてもらいないし・それしか出来ない鍼灸師の人をどう思う?」と質問しました。最近ものすごく実力アップしてきている彼の答えはもうおわかりでしょう?
鍼灸学校でも教わらず、国家試験にも出ない「鍼灸師として知っていなければならない専門知識・漢方医学的=東洋医学的病因論(病気の原因の分析)・具体的な病気や症状の治し方」を、在宅学習方式でDVD・CDで伝授する「ネットワーク臨床針灸塾」をやっている私は、「そういう所で満足するレベルの鍼灸師ならそれで良いのかもしれないけれど、心ある・向上心のある鍼灸師がかわいそうだわ」と思わず言いました。
不景気な時代なのでビジネスも大事だけれど、こういうやり方は「鍼灸師」だけでなく「効果を期待している患者さん」にもお気の毒だと思うのです。
皆さんはどう思われますか?


<3> 「師弟問答 ごあいさつ(2)弟子:古村江理」
弟子「私はおなかの中から、漢方や針灸がいつも周囲にあり、漢方が当たり前のように身近にある環境で育ちました。幼い頃はよく、「頭が痛い」「お腹が痛い」「気持ち悪い」と訴える神経質な私でしたが、電車の中であろうと、食事中であろうと、海水浴場であろうと、母はすぐ脉を診て、針や道具が何もない中、ツボをギュッと指圧して数分で治してくれました。
そんな生活の中、『なんて便利な母親だろう! 一家に一人! 私もそんな、お母さんになりたい!』と10才の時に心の底から感じ、「早く大人になりたい!」と思いながら育って来ました。
やっと針灸師の免許を取り、長年の夢に向かって出発できましたが、一昨年、「日本の伝統的な、今まさに私が学ぼうとする“本来の針灸治療法”や“針そのもの”も、消滅の危機にある」と知り、とても驚きました。
先祖から脈々と受け継がれて来た『針灸で治す方法や技術』なのに、それが消えてしまうのは、これから本腰を入れて学ぼうとする私にとって、残念というには言い尽くせぬ想いがあります。
針灸治療の場を与えてもらってから6年目。はじめは「○○すれば治る」という師の教えをそのまま実践しながらも「ホントかなぁ?」と思う気持ちもありましたが、本当に師の言う通りに良くなります。『どうやったら治るんだろう?』と不安に思ってしまう重症の方も、師のアドバイス通りにすると良くなって来ます。そんな事の連続の日々です。目から“ウロコ”です。又、私自身も師の患者であり、身体も心も治してもらっています。
そんな母(師)より教えてもらった事は、きっとこれを読んで下さる方々のお役に立つと思います。
どうぞ宜しくお願いします。


<2>「師弟問答 ごあいさつ(1)師:古村和子」
師 私が漢方と出会ったのは、昭和40年4月、38年前で、針灸学校へ入ったのは昭和42年4月、36年前です。それからずーっと漢方の現場で、『古代中国の人々の学びとった漢方』を、ほとんど独学で実践して来た私にとって、一昨年暮れにとても心にしみる事や放っておけないと思う事が沢山ありました。
(それらについては、順次ご紹介します。)
そして決意したのです。
「古代中国の人々が知恵と経験によって創り上げて下さった針灸・それを命がけで日本へ伝えて下さった方々・更に、中国から伝わった針灸治療を、日本人の体力や体質に合わせて工夫して下さった江戸時代の方々・そしてそれを今日まで伝承して、私たちに教えて下さった方々の“ご苦労”と『病める人々を救済しよう』との“情熱”を、今、平成13〜14年で絶やしてはならない。私が大学時代に先輩から教わった“針灸の本物の技術”と長い歴史の中で受け継がれて来た“東洋の医の心”を、私の後に続く若い人達に、きちんと伝えなければ、本物の針灸の技術が消滅してしまう。」「今まで10年以上、漢方薬の普及・漢方の考え方や取り組み方の普及に命がけで頑張って来た私は、平成15年からは、針灸に於いても、私がプロとしての33年間でつかんだ事を、広く世界中の人に伝えよう」と。
昨年の1月に、私のホームページを見たブラジルのサンパウロの方から、「古村先生の漢方を学びたい」との電子メールを受け取りました。
ヨーロッパでも20年以上前から針灸は人気があると聞いていますし、アメリカやヨーロッパの各地で、代替医療としての漢方薬や針灸は、とても活用され、期待されていると聞きます。それなのに、使い捨て(ディスポーザブル)の針が中心の針灸となり、針そのものの品質にうるさい職人気質の針灸師がいなくなってしまっている事や、針灸治療が、西洋医学のリハビリに組み込まれて単なる部分治療のみが行われ、陰陽説も知らない人が「冷えから来る痛みに冷湿布」をしている現実を知るにつけ、私の正義感が燃え出したのです。
幸いにも弟子としての長女は、幼い頃(0歳児)から私の針灸治療を受け、漢方薬を服用し、衣・食・住についてもうるさく注文をつけられながら育ち、本人の意識、特に潜在意識にしっかりと漢方の精神や取り組み方が植えつけられています。この師弟(母子)が、一つ一つの体験を通して、古代中国の家庭医学・民間療法であった漢方の中でも、針灸について「師弟問答集」という形でホームページに載せ、(論文形式の症例発表は、『医道の日本』誌に連載させていただきく予定)、少しでも皆様の興味と知識や技術の向上の為の参考にしていただければと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。



「再スタートしました。」
このページには、具体的な症例などの情報を載せてきましたが、これからは別の角度からの様々な情報をお伝えします。
今年の日本東洋医学会の学術大会では、「漢方薬と針灸(鍼灸)の併用が良い」という発表があったと、業界紙が伝えています。
「針灸治療室」三健堂は、昭和50年(1975年)6月10日に開設しましたが、その1ヶ月後の7月10日に開業した「漢方専門薬局」と併設の形で、最初から「漢方薬と針灸を併用する形の漢方医療」を行ってきました。現在までの36年間、漢方相談を受けて「漢方薬と針灸を組み合わせた漢方医療」を行ってきた私の経験は、実に沢山の事を身につけさせてくれました。
漢方医学(東洋医学)と出合って46年。鍼灸学校に通い出して44年。薬剤師の免許を取得して43年。鍼灸師の免許を取得して42年。薬科大学の漢方研究部で最初に学んだ漢方医学=東洋医学・中医学の基礎理論は、現在の(現代人の)身体や心のコンディションや病気・症状の原因究明にもそのまま役立っていますし・症状の改善に使う漢方薬は数百年前の書物に書いてある使い方に基づいて服用してもらうと、得られる結果は同じですし・針灸治療に於いても、昔の書物に書いてあるツボや経絡(けいらく)は、人間の身体が紀元前と同じですから、治療の結果もきちんと得られます。
が、その間の西洋医学は日進月歩ですし、針灸に関しては、本来は変更する必要が無いはずの『ツボの位置』について、中国や韓国などの取穴(ツボの取り方)が日本と違うものもあり、「国際基準」が決められたりしています。
元々日本でも、ツボの位置については「沢田流」とか「何々流」という形で取穴にやり方が色々な説がありましたが、私は(後にご紹介しますが)『経絡治療』(けいらくちりょう)というやり方をしていますので、この「ツボの国際基準」に対しても、きちんとした考えを持っています。
今後、それらを含め、色々な情報や事実を掲載していきたいと思っています。